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Last-modified: 2012-11-05 (月) 14:38:23 (2443d)
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かいじょ【解除】
 契約当事者(売主・買主、注文者・請負人など)の一方からの意思表示によって、契約関係を契約時点に遡って消滅させることをいう。解除がなされると、当事者は契約により変動したものを、元の状態に戻す義務(原状回復義務)を負うことになる。
がいぶせっけい【外部設計】
 画面や帳票、外部プログラムとのインターフェース、データベースの設計などを指す。システム外部設計は、コンピュータとユーザの関わりを端的に示すものなので、ここで表現されていないことは実現不可能である。システム外部設計のレビューはコンピュータシステムを利用するすべての当事者が実施することが必要となる。
かしたんぽせきにん【瑕疵担保責任】
 目的物の瑕疵につき売買契約の売主や、請負契約の請負人などが負う責任。責任の内容は契約類型によって異なるが、損害賠償責任、瑕疵修補責任などが主である。請負の瑕疵担保責任は、契約で特に期間を定めない限り、仕事の終了時点(仕事の目的物がある場合は、その引渡し時点)から1年で消滅する。
 ただし、新築住宅の場合など、特別法によって、瑕疵担保期間が長く設定されているものもある。
かしつ【過失】
 (不具合などの)事実を認識したり、予見できたにもかかわらず、注意を怠って認識や予見をせず、もしくは、(事故や障害などの)結果の回避が可能であったにもかかわらず、回避するための行為を怠ったことをいう。
 例えば、電子メールサーバのバックアップのシステムを受注し、バックアップソフトウェアとバックアップ用のServerを設置しNetworkで接続し稼働させたところ、電子メールサーバの容量が大きく、既設のネットワークでは予定時間内にバックアップが終了しなかった。本来ならば、電子メールサーバの使用容量を調査するとともに、Networkの帯域を計算し、バックアップが所定時間内に終了するかを検討(予見)し、Netowrkの帯域を広げる、電子メールサーバにRAIDを導入し、かつServerも冗長化構成をする、などの提案をすべきであった。こうしたことを怠ったってこととなり、過失となる。
かしつせきにんしゅぎ【過失責任主義】
 過失がなければ、損害賠償責任を負わないという原則。日本法を含む近代法では、基本的にこの原則がとられている。例えば、民法では、709条によって故意・過失がある場合にのみ、不法行為による損害賠償責任が生じる旨を定めており、過失がなければ損害賠償責任は負わないこととなっている。
 他方、公害や交通事故など、過失責任主義を貫くと、被害者に対する十分な救済がなされない領域においては、過失がなくても損害賠償責任を負うという無過失責任主義をとる立法がなされている。製造物責任法はその一つであり、製品物に欠陥がありそれが原因で損害を被った場合は、製造者の過失の有無を問わず賠償請求できる。

民法関連条文

(不法行為による損害賠償)
第709条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

かしつそうさい【過失相殺】
 他人の行為などにより損害を被った被害者が、損害賠償を請求した場合で、被害者側にも損害発生について何らかの過失があると認められるとき、その被害者側の過失の分を、損害賠償額から減額すること。
 前項の過失責任の例において、ユーザがベンダに提出した一日の最大トランザクション数の根拠となるデータが曖昧だったり、多忙を理由に仕様の確定には積極的に参加せず、テスト工数のコストを認めなかった等の過失があれば、ベンダの過失分からユーザの過失分を引いた額が損害賠償額となる。ただし、ベンダは専門家としての知識や経験があり、これらユーザの過失も、プロジェクトマネジメント義務の観点から、ベンダが適切なアドバイスをすることで防ぐことができた、という反論も存在しうる。
かじつ【果実】
 法律用語としての果実は物から生じる収益を指し、民法88条で天然果実と法定果実を定めている。
 天然果実とは、田畑か収穫される野菜や果物、炭鉱から採取される石炭などをいう。法定果実とは、土地・マンションなどの賃料、貸金の利子などをいう。
 物の使用によって得られる利用便益は、法的には果実とは異なるが民法89条が類推適用される。

民法関連条文

(天然果実及び法定果実)

第88条 物の用法に従い収取する産出物を天然果実とする。
2.物の使用の対価として受けるべき金銭その他の物を法定果実とする。

(果実の帰属)
第89条 天然果実は、その元物から分離する時に、これを収取する権利を有する者に帰属する。
2.法定果実は、これを収取する権利の存続期間に応じて、日割計算によりこれを取得する。

かしのしゅうほ【瑕疵の修補】
 請負契約において仕事の目的物の欠陥(瑕疵)を修理して、本来有すべき性質・性能を有するようにすること。
かんせいぎむ【完成義務】
 請負契約において請負人が負う、仕事の目的物(納品物など)を完成させる義務。請負人は、完成義務を果たさなければ、原則として報酬を請求できない。
かんせつそんがい【間接損害】
 直接の損害から派生的に生じる損害。例えば、システムの瑕疵によって、注文が正常に処理されなかったことにより、ユーザだけでなく、ユーザの取引相手のような、契約の主体とは別の主体に生じた損害などをいう。